いつものように朝が来て
いつものようにあなたがそばにいて
いつものように日が落ちて
いつものように眠りにつく
霧の深い森の中に切り開かれた、時計台の村。
まるで世界から切り離されたように、穏やかな時間が流れていた。
そんな変わらない日常
きっといつまでも続くと信じていた
続くと 信じていた…
モノトーンミュージアムRPG
「そしていつもの朝が来る」
かくして物語は紡がれる。
パートナー:ローシェ 感情:好奇心 クイックスタート:希望奏でる神童(GF 23th-Vol.6) or小さな英雄 クラス:童子
※PC①は10歳前後の子どもでお願いします。
キミはキャラバンで左の地を旅する一団の子供だ。
キャラバンは強い雨により足止めを受け、夜までに次の街に間に合いそうも無く、森の中の開けた地でキャンプをすることになった。
大人はキミに「この森は特に危ないから入ってはいけない」と言ったが、好奇心に耐えられず足を踏み入れた。
迷わぬよう川沿いを歩いていたが、濡れた岩肌で足を滑らせキミの体は川へ投げ出された。
水底に沈み、意識を失いかけた中、最後に見たのはキミに手を伸ばす碧い髪の少女の姿だった。
パートナー:ゼイン 感情:好意 クイックスタート:宵闇の怪盗 クラス:日陰者
キミは金持ちから盗みを働く怪盗だ。
装飾の国の神殿を取り仕切る神官長が金をため込んでいると聞き、盗みに入った結果、その国の神官たちが血眼になってキミを捕まえようとしている。
大雨の中、追っ手を振り切るように霧の濃い森の中に逃げ込んだ。
誰も追ってこないと一息つくも、長雨に打たれたためか体が酷く重い。
自分でも熱があるのは分かった。
意識も薄れ、今にも倒れそうになったキミを支えたのは、一人の老人だった。
パートナー:時計台の村 感情:警戒心 クイックスタート:御標の守護者 クラス:僧侶
キミは装飾の国の僧侶だ。
神殿に賊が入り、キミは犯人追跡に駆り出されていた。
多くの人数が駆り出される中、その賊が森の中に逃げ込んだという。
この森は近隣の狩人も近付かない、呪われた森だと言われためらう中、キミは嫌々ながら森に足を踏み入れた。
どれくらい歩いただろうか、日の落ちかけたころに見えてきたのは、森を切り開いて作られた、時計台がある小さな村だった。
パートナー:PC① 感情:不安 クイックスタート:名も無き旅人 クラス:旅人
キミはキャラバンに同行した旅人だ。
天候の悪さから足止めを食らい、キャラバンは森の中でキャンプをすることになった。
キミも食事の手伝いや近隣の警戒をしていると、PC①がいなくなったと騒ぎが起きた。
おそらく森の中へ行ったのではないか……キミはPC①を探し、森の中へ入っていった。
パートナー:時計台の村 感情:好奇心 クイックスタート:針の魔女 クラス:裁縫師
キミはほつれを修復しながら左の地を旅する裁縫師だ。
次の街へ向かう際、雨を避けるためキャラバンに同行したのだが、そこでPC①という子供がいなくなった。
PC④と共に森の中へ探索に行き、どれくらい歩いただろうか。
森の中で開かれた、時計台のある村に着いた。
なぜだがキミは、この村に近付いた時、妙な胸騒ぎを感じた。
基本ルールブック、インカルツァンド、常闇のシェヘラザード、トレイメント、フィリオトゥーラ
サンプルキャラクターを用意。
作る場合は初期作成。
公式NPCは、ほぼ出ないと思います。
GMをさせていただく命生(めいしょう)と申します。
今回はある森の中にある小さな村を舞台とした物語をご用意しました。
普段はノリと勢いのコメディタッチなシナリオをやる事が多いのですが、今回はほのぼのとしながらも、悲しいお話を紡げたらと思います。
なので、ハッピーエンドを期待しないでいただきたい。