Grandioso

-グランディオーソ-
モノトーンミュージアムRPG オンリーTRPGコンベンション

演目概要

演目名
墓標に捧ぐ 夢想曲 トロイメライ
GM
ぶんがくま
演者レベル
3
プレイヤー人数
4
初心者対応
TRPG:歓迎 システム:歓迎
シナリオ概要
今回予告

緑葉山脈、緑の恵みに溢れたこの地に佇む“睡蓮の国”と“風雲の国”。

かつて戦乱の坩堝にあった二つの国は《黒点の日》を境に安寧が訪れた。一人の少女と引き換えに。

なれば―何故彼女は戻って来た?

歓喜の渦に燻る戦乱の影。そして舞い降りるは幸福の標。

《目覚めた眠り姫は、風雲の国の王子との出会いを果たします。見初めあった二人は、共に永遠の愛と平和を約束したのでした。めでたし、めでたし。》

―あぁ、なんて甘美で素敵な物語!

眠り姫(あなた)さえ目覚めなければ、ね?

モノトーンミュージアム

『墓標に捧ぐ 夢想曲 トロイメライ

―かくして、眠り姫はまた踊る。

【舞台設定】
  • 睡蓮の国
    • 今回のメイン舞台。13年前の《黒点の日》に王族が殆ど滅び、唯一残された姫もいつ目覚めるとも知らぬ眠りについた。隣国の風雲の国と紛争中であったが《姫が眠りについている間は両国に恒久の平和が訪れる》といった御標が降り注いだ事により停戦。今では「あくまで【眠り姫】を権力者とするが目覚めるまでの代わりとして」左の地では珍しい事実上の民主制政治を取り入れている。辺境にあるが文化レベルはそこそこ。
  • 風雲の国
    • 文化の在り様が周辺国と異なるということで長い間奇異の目で見られてきた国。しかし近年《桜花の国》が108年の眠りから覚めた事により隠された歴史が“現れ”桜花の国の文化を色濃く受け継いだ国である事が分かった。簡単に言ってしまえば和風様式の国。しかし王政を取り入れているなど、左の地の影響も受けている。民は王子の事を殿ー!とか呼んだりする。
ハンドアウト1

パートナー:謎の男/出会い 感情:慕情 指定クラス:不死者

キミは永い眠りについていた。幾つもの月が満ちては欠け、ようやくキミは目を覚ました。その身体に神の寵愛の証を刻んで。覚えているのは、自分の名前だけ。睡蓮の国という所の王女だったらしいがとーんと覚えていない!そんなキミに舞い降りたのは、風雲の国の王子と結ばれる事で両国の平和を約束するといった御標。だけど、キミの心は目覚めた時に出会った謎の男にざわめいていた。

ハンドアウト2-a

パートナー:眠り姫/追跡 感情:興味

キミは風雲の国の王子だ。災害やら謀略だなんだで気付けば自分が唯一の王位継承者になってしまっていた。そんなキミは隣国との和平を望み、御標に従い睡蓮の国へとやってきた。だが気にかかることが一つ。自国の巫女にして目付役のキキョウから『姫は災厄の中心にして謀略に塗れた歯車。貴方はそれを乗り越え真の悪を誅せねばならぬ』との神託を得ていた。これは一筋縄ではいかない、そう感じつつも和平の為進むのだった。

ハンドアウト2-b

パートナー:王子/侍従 感情:忠誠

キミは風雲の国に仕える従者だ。近頃、十数年も眠っていた隣国の姫が目覚め、主君である王子と結ばれる御標が下った。その姫が彼に相応しいのかを見定める…それがキミの使命だ。とはいえ、御標に示されているのだからその必要などない、それが最善なのだから。しかし。仮に裏があるならば。その時はキミの番だ。台本に絡め取られてしまった主人公を救う…なんて事が出来るのも、物語の裏方である紡ぎ手(キミ)だけなのだから。

ハンドアウト3

パートナー:ソーン/上司 感情:尊敬

キミは睡蓮の国に仕える紡ぎ手だ。近頃、隣国との軋轢解消に奔走する政治家、ソーンを支える立場に着く事となった。長い時を過ごしたこの国の為、そして恩ある彼の為に御標の姫と王子の婚礼準備を進める傍ら、キミは彼の時折浮かべる悲痛な表情が気にかかるのだった。

ハンドアウト5

パートナー:謎の魔女/依頼 感情:任意

キミは依頼を受け風雲の国に訪れた魔狩人だ。近日、隣国で両国の王族の婚礼があるらしい。キミの受けた依頼というのは、その婚礼の邪魔。…もっと言えば、姫を騙る異形の討伐。異形狩りなどいつものこと。だが依頼主が魔女というのは初めてだ。魔女は言う。「姫が異形である証拠なら後で示してやろう。依頼を受けるのはそれからでもよい。」と。半信半疑ながらも破格の報酬の為、キミは睡蓮の国へと向かうのだった。

レギュレーション
  • 全てのサプリメントを使用
  • クイックスタート
  • ルールブックを所持している方は事前作成可
  • PC①のみ女性推奨、記憶喪失設定
  • PC②は選択式ハンドアウトです。風雲の国の王子orその従者かを選べます。
    • 物語に自分から食い込んで行ける方は王子推奨、RPに自信が無かったりただただ従者をやりたい!という方は後者推奨となります。
GMからひとこと

 ぶんがくまと言います。社会人になってから2年程TRPGと離れてしまっていましたが、今回お声掛け頂き、GMを務めさせていただくこととなりました。

 モノトーンミュージアムは初めて買ったTRPGシステムで一番思い入れがあり、そして一番好きなシステムです。どんな善人であろうと、一度虚無の導きに触れてしまえば悍ましい異形へ堕ちてしまう、そんな危うさのある世界観。だからこそ、必ずしも勧善懲悪が成り立たないというのは、このシステムの魅力だと思います。

 前置きが長くなってしまいました。今回持ってきたのはRP重視のシナリオです。眠り姫が居る事によって保たれていた仮初の平和が、眠り姫が目覚める事によって徐々に崩壊していく様を何とか食い止めていただければと思います。この眠り姫とはPC①なので少し胃が痛くなる可能性があります。あまりシナリオ説明をするのも得意ではないので、「離別」「愛憎劇」「伏線」といったワードに何かが反応した演者の皆様方の御来卓を心よりお待ちしております!